美味しい食べ方

美味しくてヘルシー!スーパー食材こんにゃく

お手頃価格なのに、メインおかずのボリュームアップにもなったり、手軽にサブおかずにもなったりとアレンジ自在なこんにゃくはとっても魅力的。
しかも、低カロリーなだけではなく、食物繊維がとっても多く含まれてるヘルシー食材!
おいしく健康的で節約もできるスーパー食材とも言えるんです。
毎日のおかずからおやつにまで楽しめる、こんにゃくレシピとしてぜひご活用ください。

こんにゃくの魅力

どんな料理にも使える
保存が利く便利食材
種類が豊富で楽しい
ボリュームアップできる
低カロリーでヘルシー

こんにゃくは開封する前と後、ゆでた後で保存方法が異なります。
正しく保存し、美味しいうちにいただきましょう。

開封前の保存方法

こんにゃくは「直射日光、高温多湿を避けて保存」と書いてありましたら、冷蔵庫でなくても大丈夫です。窓から離れたところや棚にしまっておくことができます。冷蔵庫に入れても構いませんが、凍らないよう、気をつけてください。

開封後の保存方法

こんにゃくは開封後どのように保存すればよいかと言うのは良く頂く質問です。水(できれば袋に入っていた封入水)をはった容器に入れ、表面が乾かないようにラップ等をかけて冷蔵庫に保管しましょう。
2〜3日中には使い切るようにしてください。また、使う前に傷んでいないかよく確認してください。

茹でた後の保存方法

一度茹でたこんにゃくは、茹で汁等と一緒に冷蔵庫に入れて保管すると良いでしょう。茹でたらできるだけ早く召し上がることをお勧めします。

こんにゃくは、あく抜きをすることで、より美味しく食べられます。「あく抜き不要」のこんにゃくもあります。

こんにゃくはそのままでも調理できますが、「あく抜き不要」と書いていない商品の場合は、あくを抜くために湯通しした方が美味しく召し上がれます。「あく抜き不要」のこんにゃくは、そのまますぐに調理することが出来、又、刺身こんにゃくは火を使わず食卓にあげることができます。

下ごしらえ(ゆでる)

こんにゃくは食べやすい大きさに、しらたきは食べやすい長さに切り、沸騰したお湯で3分〜5分ゆでます。
塩をまぶしてよく揉み込み、しばらく置いて余分な水分を出してからゆでてもよいでしょう。

下ごしらえ(たたく)

乾いたまな板に、水けをよくふいた板こんにゃくをのせ、塩をまんべんなくふってからめん棒で軽くたたきます。

中火で炒る

こんにゃくを鍋に入れ、かき混ぜながら中火で炒ります。煮もの、和えものに向いていますが、炒めものにする場合も、他の材料と合わせる前にから炒りすると、味がよくなじみます。

「あく」ってなあに?

食品のあくは「食物に含まれるえぐ味、渋味、苦味など不快で不要とされる成分の総称」といわれています。
こんにゃくの原料であるこんにゃく芋には「シュウ酸カルシウム」や「くさみ成分」が含まれています。凝固剤として石灰(水酸化カルシウム)を使います。これらが合わさって、こんにゃくのえぐみやくさみになっています。

低カロリーのヘルシー食材

こんにゃく・しらたきは、約97%が水分で、カロリーはほとんどなく、グルコマンナンという食物繊維を含んでいます。

グルコマンナンがお腹のお掃除!ダイエットにもつながります。

一般的に食物繊維は、食前や食事と同時に摂ると血糖値の上昇を抑える働きがあると言われています。また、こんにゃくは持っている水分を維持して腸内を通過するため、便秘の解消に役立つと言われます。食前に食べると満腹感が得られ、カロリーコントロールや食べ過ぎ防止に役立ちます。

こんにゃくの地域性

こんにゃくにも地域性があります。東京以西で食べられるこんにゃくはほとんどが黒こんにゃくですが、東北地方では主に白こんにゃくが使われています。

こんにゃくがスポンジのようにスカスカで固い・・・しらたきが細く固くてはるさめのよう・・・。どうして?

料理したら固くて食べられなかった・・・こんなときは、一度凍ってしまったものかもしれません。冷蔵庫でも、冷気の吹き出し口や吹き溜まりは温度が低くなります。こんにゃくは97%が水分。水分が少ない食材と違って凍りやすく、部分的に冷えて凍り、庫内の位置変更や冷蔵庫の開閉によって再び解凍することがあります。一度凍ってしまうと水分が抜け、解凍してもこんにゃくは固くごわごわした食感になり、しらたきは細く縮んで固くなってしまいます。
逆に、この変化を使って作られる「凍み(しみ)こんにゃく」という料理もあります。「凍り(こおり)こんにゃく」とも呼ばれています。

しらたきをまな板にあけたら黄色くなったのですが…?

こんにゃくはアルカリ性になることで反応して固まります。また、野菜に含まれる色素は非常にデリケートで酸性・中性・アルカリ性にてカラフルに変化します。
フルーツや野菜は酸性・中性であることが多く、こんにゃくのアルカリ性が反応して、色は一気に変化します。

油で炒めていたら、泡がでてきたのですが?

油脂に強いアルカリを加えて加熱すると、けん化という反応が起きて泡が出ます。通常の料理で発生した泡は体に害の無い程度ですので、気にされなくて大丈夫です。泡立ちしやすい油として、ごま油やオリーブ油が知られています。